- トラックマンで飛距離が飛ばないんだけど原因が分からない
- トラックマンで飛距離アップするための改善方法を知りたい
トラックマンを活用してゴルフの練習をしているけど、飛距離が飛ばないと悩まれている方も多いのではないでしょうか。
トラックマンは業界トップクラスの正確性を誇る弾道計測器であるため、他の弾道計測器で計測した飛距離よりも飛ばなくなってしまうことがあります。根本的な原因は使用する弾道計測器にあることが多いので、落ち込む必要はありません。実際に私も、他の弾道計測器では250ydを計測していましたが、トラックマンでは230ydほどでした。
本記事では、トラックマン完備35名会員制インドアゴルフ「マジメにゴルフ」がトラックマンで飛距離が飛ばない原因と飛距離アップのための改善方法について解説していきます。スコアを出す秘訣についても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
トラックマンで飛距離が飛ばない原因とは
トラックマンで飛距離が飛ばない原因として、一番考えられるのが(以前まで使用していた弾道計測器との性能の違い)です。現在、世の中には数多くの弾道計測器が存在します。弾道計測器の性能はそれぞれ異なるので、使用する弾道計測器によって飛距離の数値が変わることも珍しくありません。そのため、(トラックマンで飛距離が飛ばない)という悩みは、他の弾道計測器からトラックマンに乗り換えたタイミングで発生することが多いです。
とはいえ、トラックマンは世界有数のプロゴルファーも使用している弾道計測器です。表示される数値の(正確性)という面では、今世の中に出ている弾道計測器の中でトップクラスといえます。
よって、トラックマンで飛距離が飛ばない原因としては(正確な飛距離になっただけ)と考えるのが妥当でしょう。
トラックマンの飛距離アップする改善方法
トラックマンはその正確性の高さから、他の弾道計測器よりも飛距離が飛ばないと言われることが多いです。ただ、いくら正確な飛距離を計測できたとしても、以前まで使用していた弾道計測器よりも数値が落ちてしまってはあまりいい気はしませんよね。そんな方は、トラックマンでも飛距離を飛ばすための改善方法を実践していきましょう。
1. コーチやプロゴルファーと一緒に練習をする
まず、飛距離アップのための改善方法として最も効果的なのが(コーチやプロゴルファーと一緒に練習する)ことです。自分よりもスキルが高いプレイヤーから指導を受けることは、飛距離アップを目指すうえで一番の近道です。これまで知らなかった体の使い方やインパクト位置を学ぶことで、効率的に飛距離アップを実現することができます。
実際に私も、コーチを付けた初回の練習で30ydほど飛距離が伸びました。その際、トラックマンを活用してコーチがアドバイスをしてくれましたが、3D機能などもあり非常に理解しやすかったです。
しかし、コーチ付きの練習は通常の練習よりもお金がかかってしまうため、なかなか前向きに考えられない人が多いのではないでしょうか。私も初めてコーチ付きの練習を取り入れる際は、自分自身も躊躇しましたし、何よりも妻から反対されました。ただ、コーチ付きの練習は自分自身で行う100回の練習よりも価値があると感じました。
ネットや動画で調べても出てこなかった体の使い方や知識を数時間で学べるので、格段にスキルが上がります。
2. 弾道計測器の活用
次は(弾道計測器の活用)です。弾道計測器を活用して、飛距離に直結するスイングスピードやスピン量、ボールとの接地点などの数値を計測し、なぜ飛距離が飛ばないのかを分析することで、飛距離アップに近づくことができます。正直なところ、スイングスピードはプレイヤーの筋力や柔軟性に左右される面が大きいですが、スピン量やボールとの接地点、打ち出し角度などは、弾道計測器で改善することが可能です。
その際、正確性に定評のある弾道計測器を活用することがポイントです。正確性の低い弾道計測器を活用してしまうと、間違った数値を基に練習を行ってしまうことになります。実際に私も現在使用しているトラックマンと以前まで使用していた弾道計測器では、多少なりとも数値に違いがありました。
トラックマンのような正確性の高い弾道計測器を活用すれば、正しい数値に基づいた改善方法や練習方法を取り入れることができます。
3. オプティマイザー機能の活用
トラックマン4にはオプティマイザーというドライバーの数値を最適化する方法を見ることができます。
ドライバーを打った後にオプティマイザーボタンを押します。
このようにあなたのスウィングでの最大キャリーと最大トータルが表示されます。
水色のゾーンに入っていると最適値に近づきます。
このショットの場合、ボールスピード、打出角、最高到達点が低いことがわかります。
それにそってまずは打出角を見直すことで最高到達点も変わってます。
またボールスピードについてはハンドファーストで当たっているかで変わってきます。
飛距離アップしなくてもいいスコアを出す秘訣
ゴルフをしている方の多くは(飛距離アップ)にこだわっていると思います。しかし、飛距離アップが必ずしもスコアにつながるとは限りません。飛距離アップを実現できたとしても、アプローチやグリーン上のスキルがなければスコアを出すことはできません。そこで本章では、飛距離アップしなくてもいいスコアを出す秘訣について解説していきます。
1. 安定したフォームを身に着ける
まず、スコアを出すためには(安定したフォームを身に着ける)ことが重要です。安定したフォームは、打球の安定性や飛距離の向上を生み出し、スコアアップにつながります。良いスコアを狙う上でミスショットは命取りです。一度ミスショットをしてしまえば打球がOB付近やバンカー上に乗り、さらにミスショットを誘発してしまいます。安定したフォームを身に着ければ、打球の方向性を安定させることができるので、ミスショットを減らせます。
安定したフォームを身に着ける方法は(スイングの反復練習)のみです。反復練習を行う際、ほとんどの方が(感覚)を頼りにしていますが、弾道計測器を活用して(数値)を確認するのが一番確実です。
スイングにもワンプレーンスイングやツープレーンスイングなど、スイングの安定のしやすさが異なります。タイガーウッズ選手は安定しやすいワンプレーンスイングです。
詳しくは、スイングプレーン理論で解説しております。
「自分のスイングはどうかな?」と不思議に思った方は、弾道計測器を確認すれば、一貫性のあるスイングができているかを(数値)で確認することができます。弾道測定器はたくさん存在していますので、トラックマンと類似品の性能比較表を参考にしてみてください。
弾道測定器の数値はアプリで見返すこともでき自身の成長を実感できるので、反復練習やシミュレーション練習、そしてモチベーションの向上にもつながります。
2. 戦略的なプレー
また、スコアを出すためには(戦略的なプレー)も重要な要素となります。戦略的なプレーとは、コース上で発生するあらゆる状況に対して適切な判断を行うことです。コースに適した打球方向の決定やクラブの選択を行うことで、スコアを改善することができます。例えば、250ydでコースが屈折している場合は、ドライバーを使用するよりも屈折点まで届くユーティリティを使用したほうが、安定したショットを打てる確率が高まります。
ただ、一部のゴルファーは安定したショットよりもベストスコアを出すために、より飛距離が出るクラブ選択や打球方向の決定、プラスのアタックアングルのショットを行いがちです。奇跡的にミスショットがなくベストスコアを出せる可能性もありますが、その可能性は極めて低いものです。
スコアを出したいのであれば、戦術的なプレーを身に着けるようにしましょう。戦術的なプレーを身に着けるためには、実践に近い練習を実施する必要があります。ただひたすら打ちっぱなしに行くのではなく、コースを回ったり、トラックマンのシミュレーションゴルフを実践して、戦術に関する知識を学んでいきましょう。
海外のツアープロ選手のショットを分析すると、戦術的に飛距離よりもコントロール性が高いショットのために、マイナスのアタックアングルで全てのショットを行っています。トラックマンのプロの平均データを見ると、男子・女子ともにマイナスのアタックアングルです。日本のプロ選手はプラスのアタックアングルが多いですね。
このように戦術的に1打1打、丁寧にショットをすることが重要になります。
まとめ
今回は、トラックマンで飛距離が飛ばない原因や飛距離アップのための改善方法について解説させていただきました。
(トラックマンで飛距離が飛ばない)という声が多いことは事実ですが、その原因はトラックマンの正確性の高さにある場合がほとんどです。トラックマンは他の弾道計測器よりも正確な飛距離を計測するため、数値が低くなってしまうことがあります。
ただ、(トラックマンで飛距離が飛ばない)と悩むのではなく、トラックマン上で飛距離の数値を高めるための改善方法を実践していくことが大切です。トラックマンに表示された飛距離の数値が低くても、それが今の現状だと受け止め、スコアを出すために頑張っていきましょう。