- 弾道計測器の購入を考えているけどどれが良いか分からない
- 一目で分かる比較表があれば良いのにな
ゴルフの練習を効率的に行うためには(弾道計測器)が必要不可欠です。弾道計測器を活用すれば、自身のスイングや打球を分析しながら練習を行うことができます。しかし、どの弾道計測器が良いか分からないという方も多いでしょう。なかには(トラックマン)の購入を考えているが、価格帯が不安という方もいるかと思います。
ゴルフ歴3年の私も、最初はトラックマンの購入には戸惑いがあり、他の弾道計測器を使用していました。しかし、多くのプロゴルファーが愛用しているなど、数ある弾道計測器の中でも信頼性が群を抜いていることから、購入に至りました。結果的に練習の質が向上し、今ではトラックマンを使用する前よりもスコアを20ほど伸ばすことに成功しました。とはいえ、トラックマンは高額な商品であるため、購入に不安を覚える方がほとんどでしょう。
そこで本記事では、トラックマン完備35名会員制インドアゴルフ「マジメにゴルフ」がトラックマンと類似品の価格・性能、トラックマン特有の強みについて解説していきます。これからゴルフの練習に弾道計測器を活用していきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
トラックマンの価格・性能比較
今回は、トラックマンを含む5つの弾道計測器の価格・性能を比較していきます。
弾道計測器 | 価格 | 性能 |
---|---|---|
トラックマン | 約300万円 | ・ボール・スイングの両方のデータを取得できる ・30以上の項目を計測できる ・軍事用レーダーを使用しており、トップクラスの制度を誇っている |
GC Quad(ジーシークワッド) | 約220万円 | ・高解像度&ハイスピードカメラを搭載する弾道計測器 ・1秒間に最大1万枚の撮影が可能なカメラを搭載しており、高い精度を誇っている ・バッテリーの持続性が高く、充電環境がない場所でも利用できる |
LAUNCH PRO | 約58万円 | ・GC Quadの開発企業と共同で開発されているため、実質的にはGC Quadと同等の性能を兼ね備えている ・カメラ式で計測を行うので、風などの外的要因を排除したデータを計測できる |
スカイトラック | 約32万円 | ・カメラ式で外的要因の影響を受けないので、室内・室外問わず正確なデータを計測できる ・トラックマン、GC Quadと同等の性能を備えているにも関わらず値段が安い |
フライトスコープmevo | 約7万円 | ・8種類のデータを取得できる ・ビデオ録画機能がある ・3種類のゲームモード搭載 |
1. トラックマン
トラックマンは、デンマークのTRACKMAN社がゴルフ用に開発した弾道計測器です。元々軍事用に使用されていた(ドップラーレーダー式弾道追尾システム)と(高速カメラ)を搭載しており、打球やスイングに関する数値を瞬時に計測します。(最も正確なデータを提供してくれる弾道計測器)として有名で、世界中のプロゴルファーが練習などで活用している他、US PGAの公式計測器としても採用されています。
トラックマンで計測できるデータは、スピン量や打ち出しアングル、飛距離などの計31項目です。スイングや打球の測定データはスイングからわずか一秒で表示され、すぐに分析・改善につなげることができます。また、3分割表示によって3Dの弾道イメージを見ることも可能です。立体的なデータを見ることによってコーチやゴルフ仲間とイメージを共有することができます。
2. GC Quad(ジーシークワッド)
GC Quad(ジーシークワッド)は、ゴルフシミュレーターやゴルフトレーニング機器を専門とするアメリカのForesight Sportsが開発した弾道計測器です。ゴルフ業界にある弾道計測器の中でも最高峰の性能を誇っており、プロ・アマチュア問わず多くの方から利用されています。トラックマンと同じくスイングした瞬間にスイングや打球に関するデータを取得できます。取得できるデータは、飛距離やスピン量、打球角度など計19項目です。これらのデータから自身のスイング・打球を分析し、改善につなげることができます。
GC Quad(ジーシークワッド)の強みは何といっても(風の影響を受けないボールデータ)を知ることができる点です。風などの外的要因が影響しない(本来の飛距離や打球方角)を知ることで、その日の調子を確実に把握することができます。そのため、プロゴルファー多くははトラックマンとGC Quad(ジーシークワッド)を併用してコースでのプレイに望んでいます。
3. LAUNCH PRO
LAUNCH PROはアメリカのブッシュネル社がGC Quadの開発者であるForesight Sportsと共同開発した弾道計測器です。ブッシュネル社は光学機器や計測機器を取り扱う会社で、LAUNCH PROには高いカメラ性能と赤外線機能が搭載されています。LAUNCH PROで計測できるデータは、飛距離やボールスピード、打ち出し角度などの計12項目です。ただ、サブスクリプションや買い切りではなく、無料コースを選択した場合は一部制限がかかり、取得できるデータ項目が少なくなってしまうで、注意が必要です。
LAUNCH PROは主にドライバーの飛距離計測に活用されています。高いカメラ性能と赤外線機能によって、自身のドライバーショットの飛距離を正確に把握できます。また、計測する際はスマートタグを取り付けるだけなので、比較的簡単な操作でデータを取得することが可能です。
4. スカイトラック
スカイトラックは、日本の株式会社GPROが開発した弾道計測器です。スカイトラックでは飛びの3大要素である(ボールスピード)(打ち出し角度)(バックスピン)を測定できるので、飛距離アップを目指している方におすすめです。もちろん、ヘッドスピードやサイドスピンなど、スキルアップにつながるデータを取得することもできます。
スカイトラックはコストパフォーマンスに優れた弾道計測器です。プロゴルファーの多くが利用している(トラックマン)や(GC Quad)は性能こそ優れていますが、高額すぎるがゆえにアマチュアのゴルファーでは手が出しにくい状況となっています。しかし、スカイトラックはトラックマンよりもお手軽に購入できるにも関わらず、同等の機能・性能を備えています。また、小型で軽量なので持ち運びも簡単です。
5. フライトスコープmevo
フライトスコープmevoはFlightScope社が開発した小型の弾道計測器です。トラックマンと同じくボールの弾道をセンサーで追尾する仕組みで正確なデータに定評があります。
他の弾道計測器と比べて小型であるうえ、お手頃の値段で購入できることから、アマチュアゴルファーの中では人気の弾道計測器となっています。トラックマンやGC Quadと比較してみても、数値のズレはごくわずかであるため、(値段を抑えたい)という方にはおすすめの弾道計測器だといえるでしょう。
弾道計測器の類似品にはないトラックマンの強み
弾道計測器の類似品にはないトラックマンの強みは以下の通りです。
正確さ
トラックマンの最大の強みは(正確さ)です。トラックマンは2つのレーダーと1つのカメラで、他の弾道計測器よりも正確なデータを提供してくれます。屋外練習場では、天井のネットにカメラが設置してあり、画像のように正確な飛距離を表示してくれます。このデータの正確性は、室外・室内問わずに高い精度を保てるため、インドアゴルフにおける練習においても有効です。実際のスイングや打球とデータに相違がないため、明確な課題発見や効果的な練習方法の発見につながります。
シミュレーターゴルフ
トラックマンのシミュレーターゴルフでは、上記画像のように様々なコースをプレイすることが可能です。
改善したい内容に合わせて練習することも簡単にできます。
ただ、ボールを打つだけの淡白な練習だけでなく、自身の苦手なシチュエーションに合わせた練習も行えます。実際のコースで役立つ練習を繰り返すことで、感覚や知識を養うことができ、スコアアップにつながります。さらに、トラックマンではツアープロとのスイングを比較することができます。プロと自身のスイングや打球を比較することで、自身のスイングや打球を客観的に見ることができ、より効果的な分析を行えるようになるでしょう。
このように、トラックマンには他の弾道計測器にはない強み多くあり、実際のコースで役立つ練習を実施することができます。ただ、高額な商品であるため購入が難しいという方がほとんどでしょう。そんな方は、トラックマンを設置している練習場やゴルフ場を利用してみてください。
まとめ
今回は、弾道計測器の比較やトラックマンならではの強みについて紹介させていただきました。
トラックマンは他の弾道計測器にはない魅力を多く持つ弾道計測器です。上手く活用できれば、スコアアップや飛距離アップにつなげることができるでしょう。また、シミュレーションゴルフは複数人でプレイすることもできるので、ゴルフ仲間とゲーム感覚で楽しむことも可能です!
ゴルフのスコアアップやスキルアップを目指している方は、ぜひトラックマンを活用してみてください。