Attack Angle(アタックアングル)の重要性と改善方法

このページでは、トラックマン完備35名会員制インドアゴルフ「マジメにゴルフ」がゴルフツアープロも使用するトラックマンの数値「Attack Angle(アタックアングル)」の重要性と改善方法をご紹介していきます。

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Attack Angle(アタックアングル)とは?
なぜAttack Angle(アタックアングル)が重要か
Attack Angle(アタックアングル)の改善方法
Attack Angle(アタックアングル)以外のトラックマン用語一覧

トラックマンのアタックアングル

アタックアングルはインパクトに向かってクラブヘッドが下降していく際の角度のことです。

イメージは、上から打つ・下から打つことです。上から打てばマイナスのアタックアングル、下から打てばプラスのアタックアングルとなります。

トラックマンのアタックアングル

プラス(+)のアタックアングル

クラブがボールに対して上向きのアングルでインパクトする場合、弾道と長い飛距離に繋がります。(参考.ドライバーショットやボールを高く打ち上げたい時など)

マイナス(-)のアタックアングル

クラブがボールに対して下向きのアングルでアタックする場合、低い弾道とコントロールされたスピンを生み出せ、コントロール性の高いショットに繋がります。(参考.アイアンショットや低い弾道を求めるショットなど)

トラックマン4 アタックアングについて

ショートアイアン(9番アイアンやピッチングウェッジなど):
アタックアングルは**-4度から-6度**の範囲が理想的です。これにより、しっかりとダウンブローでボールを打ち、精度の高いコントロールが得られます。

ミドルアイアン(7番アイアンや6番アイアンなど):
-3度から-5度が目安となります。ショートアイアンほどではありませんが、適度なダウンブローを維持することでスピンと高さをコントロールできます。

ロングアイアン(4番アイアンや5番アイアンなど):
-1度から-3度が理想的です。ロングアイアンではあまり強いダウンブローは必要なく、よりフラットな軌道で打つことが求められます。これにより、ボールの打ち出し角が高くなり、飛距離も伸びやすくなります。

これらの範囲内で、個々のスイングスタイルやスイングスピード、クラブの特徴によって多少の違いがありますが、トラックマンや他の弾道測定器でアタックアングルを確認しながら調整すると、最適なスイングを見つけるのに役立ちます。

ドライバー飛距離を延ばすためのアタックアングル最適値:

  • 理想的なアタックアングル+3度 ~ +5度
    • +3度以上のアッパーブローで打つことが、最適な飛距離を得るための目安です。
    • これにより、打ち出し角度が適正になり、スピン量が少なくなるため、ボールが空中でより長く飛びます。
アタックアングルなぜマイナスがいいのか?
アタックアングルなぜマイナスがいいのか?トラックマンで解説

最適なコンタクト: アタックアングルが適切にマイナスだと、ボールをしっかりとフェースの下側で打ち、より良いスピンがかかるため、距離と安定性が向上します。

ボールを押し出すスピン量の増加: ダウンブローでボールを捉えると、ボールがグリーンに着地したときに止まりやすくなるスピン量が増えます。これにより、グリーン上でのコントロールがしやすくなります。

クラブのロフトを効果的に活用: ダウンブローのインパクトは、クラブのロフトを最大限に活かし、打ち出し角度を適切にコントロールします。これにより、アイアンショットではより狙った高さと距離を得やすくなります。

芝の影響を抑える: ダウンブローで打つことで、ボールをクリーンにコンタクトし、芝や地面に邪魔されにくくなります。これにより、インパクトが安定し、スイングのバラツキを減らせます。

特にショートアイアンやミドルアイアンでのプレーでは、ボールの下にクラブを滑り込ませるよりも、ボールの前にターフを取ることでより効果的なショットが生まれるため、「マイナス3度」程度のアタックアングルが推奨されています。

ドライバーショットなどではアタックアングルがプラスになることも望ましいですが、アイアンではマイナスのアタックアングルが理想とされています。

最適な打ち出し角度
アッパーブローで打つと、ボールが高い角度で打ち出されます。理想的な打ち出し角度は約12~15度とされており、この範囲に近づくほど、ボールは効率的に飛びます。

低スピンで飛距離を伸ばす
アタックアングルがプラスになることで、ボールにかかるバックスピン量が減少します。バックスピンが少ないと、ボールが空中でより遠くまで飛び、転がり距離も増えます。

飛距離アップのための効率的なエネルギー伝達
アッパーブローで打つことにより、スイングのエネルギーがより効率的にボールに伝わり、飛距離が最大化されます。

アタックアングルが重要な理由は次のとおりです。

理由1.飛距離アップやコントロール性アップに繋がるから

アタックアングルによってクラブスイングの力の入り具合が全く異なります。一番力が入りボールを飛ばしやすいのは、上向きのアタックアングルです。

なぜAttack Angle(アタックアングル)が重要か

例えば、ドライバーは飛距離を出したいですから、上向きにインパクトさせるのが大事になります。

男子プロのさしみ選手やBONちゃん選手のドライバーショットのアタックアングルデータを見ると、平均+5%前後のプラスのアタックアングルになっています。

海外ツアープロのトラックマン平均データを見ると、-1%前後のマイナスアタックアングルになっています。つまり、海外男子プロでは、飛距離よりもショットの安定性を重要視していることが分かります。ドライバーショットだけでなく、全ショットでマイナスのアタックアングルになっていますので、それだけコントロール性を重要視していることが一目瞭然です。

対して、海外女子プロでは、ドライバーに限り+3%のプラスのアタックアングルです。ドライバー以外のショットは、全てマイナスのアタックアングルになっています。つまり、ドライバーは多少のリスクを負ってでも飛距離を求め、それ以外のショットはコントロール性高く安定さを求めていることが分かります。

あなたが求める飛距離やコントロール性の高いショット、どちらにしてもアタックアングルを知ることが非常に重要であることを分かっていただけたのではないでしょうか。

理由2.風や地形の影響を考えたショットに繋がるから

ゴルフは、風や地形の影響を受けやすいスポーツです。一般的に、空中高くなればなるほど風の影響が受けやすくなります。アタックアングルが分かれば、風や地形の影響を最小限にしたショットを打つことができます。

例えば、強風が吹いている場合、高い弾道のショットは風の影響を受けやすくコントロールしづらいショットになりやすいものです。そんな時、マイナスのアタックアングルでショットすることで、低い弾道で風の影響を受けづらいショットができます。

また、前方に木がある地形の場合、高い弾道のショットが求められます。そんな時、すくい上げるショットのような漠然としたイメージで打つのではなく、プラスのアタックアングルで高い弾道のショットにするというな、頭を使った賢い論理的なゴルフができるようになります。

アタックアングルを把握しながらゴルフプレイをすれば、風や地形の影響を受けずに、ベストなゴルフスコアが目指せます。

アタックアングルの重要性を知った上で、アタックアングルの改善方法についてご紹介していきます。

改善手順1.トラックマンでアタックアングルを確認

アタックアングルを改善するためには、あなたのショットのアタックアングルを正確に確認しなければなりません。そのためには、アタックアングルを正確に計測できる弾道測定器トラックマンを使用しましょう。トラックマン以外の弾道測定器も複数存在していますが、測定の正確性はトラックマンが群を抜いています。ツアープロも愛用するくらい非常に強力です。

名古屋東区泉1丁目にある完全プレイベート個室で最新トラックマン4を完備している「マジメにゴルフ」では、トラックマンを使用し、アタックアングルの確認が3,300円で体験できます。

改善手順2.各ショット毎にアタックアングルを調整

アタックアングルは、上向きのプラスが一番飛距離が出やすくなります。そのため、ドライバーの飛距離アップを求めている方は、まずはプラスのアタックアングルに改善していきましょう。

また飛距離よりも徹底的に安定性を求める方は、マイナスのアタックアングルに改善していきましょう。海外ツアープロでは、リスクを最小限にしたマイナスのアタックアングルが主流です。

ドライバーは飛距離がでるようにプラスのアタックアングル、ドライバー以外はコントロール性を重視したマイナスのアタックアングルに改善していくことをお勧めします。パワーがある方は、ドライバーショットもマイナスのアタックアングルに調整することもOKです。

改善手順3.アタックアングル以外の改善

飛距離を求めている方なら、プラスのアタックアングル以外にも、スマッシュファクターが重要になります。スイングスピードに対するボール速度から、エネルギー効率がチェックできます。上限1.5ですが、トラックマンのツアープロのデータを踏まえても最低限1.45は求められます。

海外ツアープロのようにコントロール性を求めている方なら、アタックアングル以外にもスイングプレーンでショットの安定さを改善することが可能です。どちらも大事な数値になりますので、ゴルフを賢く上達したい方は、どちらも重要視しましょう。

トラックマンには、Attack Angle(アタックアングル)以外にも20種類以上の専門用語があります。

ゴルフ技術を向上のためにはトラックマンを正しく使用する必要がありますので、まずは用語の理解から始めていきましょう。

  1. なぜSwing Plane(スイングプレーン)が重要か
  2. Smash Factor(スマッシュファクター)の重要性と改善方法
  3. Dynamic Loft(ダイナミックロフト)の重要性と改善方法
  4. Spin Loft(スピンロフト)の重要性と改善方法
  5. Low Point(ローポイント)の重要性と改善方法
  6. Launch Angle(ラウンチアングル)の重要性と改善方法
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